JSCTA TOP > SCT資格認定機構TOPページ > 資格審査要領
資格審査要領 (規程抜粋)
- (目的)
- 第1条 本要領は、一般社団法人 日本SCT学会のSCT資格認定制度に係る規定に基づき、SCT資格認定に関する業務について定めるものである。
- 2 当業務に関わる担当者は、本学会所属のSCT認定指導士及び理事会の指名する会員で構成し、資格認定機構を担当する常務理事が当業務を主宰する。
- (資格審査の方法)
- 第2条 SCTに係る各資格の認定は以下のとおり行う。
- 一 SCT初級取扱士(C)は、SCTセミナー・大学院授業などで、30時間以上の研修を受講した者に対し、研修終了時点で、受講者あるはセミナー運営責任者が資格認定機構に申請し、資格認定機構の責任者である常務理事が認定する。
なお、登録料は5,000円とする(セミナーK等では受講料に含めて事前徴収することもある)。 - 二 SCT中級取扱士(B)は、本学会会員に限定される受験者全員の書類審査の評価を行い、所定の資格取得要件を満たしているものを合格者とし、その結果を理事会に提出し、理事会で認定する。
なお、審査料は無料とし、登録料は15,000円とする。 - 三 SCT認定査定士(A)は、受験者全員の書類審査、筆記試験及び面接(本学会会員の場合は筆記試験は行わない)の評価を行い、所定の資格取得要件を満たしているものを合格者とし、その結果を理事会に提出し、理事会で認定する。
なお、登録料は50,000円(本学会会員の場合は20,000円)とする。 - 四 SCT認定指導士(S)は、本学会会員であるSCT認定査定士に限定される受験者全員の書類審査、面接の評価を行い、所定の資格取得要件を満たしているものを合格者とし、その結果を理事会に提出し、理事会で認定する。
なお、登録料は80,000円とする。 - 2 本条における資格取得要件とは、下記別表の資格取得要件をいう。
- (資格審査実施要領)
- 第3条 SCT中級取扱士、SCT認定査定士及びSCT認定指導士に係る資格認定審査は下記の要領で実施する。資格取得要件は別表の通りである。
- 一 資格認定審査は、原則として年1回3月に行う。
- 二 資格認定機構は、審査実施日の6か月前までに、本学会ホームページ等で審査実施要領を告知し、所定の期間で審査申し込みを受け付ける。
- 三 SCT認定査定士及びSCT認定指導士は、健常コース、臨床障がいコース及び両コース併願の3コースを選択できる。
- 四 資格認定審査は、書類審査、筆記試験(非会員がSCT認定査定士を受験する場合)及び面接を実施する。
なお、試験時間は各コース70分、併願の場合は100分とし、面接時間は20分から30分程度とする。 - 五 試験実施後、資格認定機構は、理事会に対して、書類審査、筆記試験(非会員がSCT認定査定士を受験する場合)及び面接の評価結果を通知する。
資格名 | 資格レベル | 資格取得要件 | 会費・資格維持期間 |
SCT初級取扱士 | ●SCTの取扱いを学んだことを証明する。必ずしも、SCTを用いたパーソナリティ査定ができるわけではない。 | ●SCTセミナー・大学院授業などで、30時間以上の研修を受講した者 ●30時間以上の研修を受講していない賛助会員は資格取得できない ●本学会に所属しなくとも良い | ●登録料5千円(セミナーK等では受講料に含めて事前徴収することもある) ●期限なし |
SCT中級取扱士 | ●SCTの取扱いを学んだことを証明する。 ●SCT認定査定士以上の資格を持つ者の指導のもとで、SCTによるパーソナリティ査定が可能な者 | ●過去5年以内に、17回以上、当学会のSCTフォローアップ研修会に参加(認定査定士以上の資格を持つ者の指導のもとで50ケース程度のSCTを読んだことに相当する)したSCT初級取扱士 ●確認するための書類審査(審査料無料) | ●登録料1万5千円 ●10年期限。再延長可 |
SCT認定査定士(健常/臨床障がい) | ●単独でSCTによるパーソナリティ査定ができる者、セミナーの講師をつとめることができる者 | ●過去5年間以内に、17回以上、当学会のSCTフォローアップ研修会に参加(認定査定士以上の資格を持つ者の指導の下で50ケース以上のSCTを読んだことに相当する)したSCT中級取扱士
●過去10年間以内に、34回以上、当学会のSCTフォローアップ研修会に参加(認定査定士以上の資格を持つ者の指導の下で100ケース以上のSCTを読んだことに相当する)したSCT初級取扱士 ●本学会に所属していなくともSCT初級取扱士の資格を持っていれば受験可能 ●本学会会員は書類審査と面接(審査料1万円)、非学会員は書類審査と試験と面接(審査料1万円)とする。なお、審査料は初回の審査時のみ徴収し、更新時には徴収しない。 ●本学会に所属しなくとも良い | ●登録料各5万円(日本SCT学会会員は各2万円) ●10年期限。再延長可 |
SCT認定指導士(健常/臨床障がい) | ●セミナーの運営をはじめ、SCTによるパーソナリティ査定に関するすべての事業が可能な者 | ●セミナー等の運営・講師に携わっている当学会所属のSCT認定査定士
●確認するための書類審査(審査料無料) | ●登録料各8万円 ●10年期限。再延長可 |
- (資格審査の内容)
- 第4条 資格審査は、資格ごとに以下の内容で行う。
受験資格 | 筆記 試験 | 書類 審査 | 面接 | |
SCT初級取扱士(C) | 30時間以上の研修を受講した者 | ― | ― | ― |
SCT中級取扱士(B) | 会員(SCT初級取扱士) | ― | ○ | ― |
SCT認定査定士(A) | 会員(SCT初級・中級取扱士) | ― | ○ | ○ |
非会員(SCT初級取扱士) | ○ | ○ | ○ | |
SCT認定指導士(S) | 会員(SCT認定査定士) | ― | ○ | ○ |
- 2 本会会員がSCT認定査定士の資格認定を希望する場合には、SCT認定査定士以上の2名の推薦状の提出を要する。
- 3 審査料については、SCT中級取扱士及びSCT認定指導士は無料とし、SCT認定査定士については10,000円とする。
- (書類審査)
- 第5条 SCT中級取扱士、SCT認定査定士及びSCT認定指導士の書類審査は、SCTフォローアップ研修会等への参加状況、推薦状の内容等について、第3条の別表に定める資格取得要件を満たしているかを審査する。
- (筆記試験)
- 第6条 SCT認定査定士に係る資格認定試験の筆記試験は以下の方針で作成する。
- 一 試験は100点満点とし、うち穴埋め問題20点とし、ケース問題4問(各20点)で構成する。
- 二 穴埋め問題は、健常コース及び共通)の試験用のテキストは『SCT活用ガイド』とし、10〜20題をテキストの内容から出題する。
ケース問題は、健常コースで3問、臨床障がいコースで3問(うち1問は子どもケース)を作題し、1問ずつをまたがらせて出題することとし、健常コースは健常問題3ケース+臨床障がい問題1ケース(子どもケースを除く)を、臨床障がいコースは臨床障がい問題3ケース+健常問題1ケースを出題する。
なお、両コースを併願する場合は、健常コースで3問、臨床障がいコースで3問(うち1問は子どもケース)を出題する。 - 三 筆記試験の採点は、当委員会が行う。ケース問題は9つの符号評価について半ランク「未満」を1.5点とし、6.5点を自由記述(全体的なパーソナリティ記述数行程度)にあてるものとする。
- 四 筆記試験の合格点は70点以上とする。
- (面接)
- 第7条 面接は、第1条第2項で定める者を面接官とし、同時に2名以上の面接官が行うものとする。なお、質問内容はSCTによるパーソナリティ把握の能力を確認するためのものとする。
- 2 面接の結果については、面接官が協議の上、合否意見を作成するものとする。
- (審査結果の通知)
- 第8条 第2条による資格審査の結果については理事会の認定終了後、受験者に対して合否結果を速やかに通知するものとする。
なお、審査結果については合否と点数のみ公開し、内容等の問合せには回答しない。 - (資格証の発行)
- 第9条 SCTに係る資格を認定されたものに対しては、登録料の払込を確認後、速やかに資格証を発行する。